全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年1月21日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア60Eの寒冷渦:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気東進
・南太平洋95Wの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカのリッジの流れ、カナダ70Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が25N以南まで
・イランの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が25Nまで
・シベリア60Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が50N以南まで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しS
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が30Nまで
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-32℃線は50Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋45Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリアのS(140E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は40S
・太平洋95Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア125E、カナダ70W付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸150E付近
・高極(21日00UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリア
・高極(21日12UTC) 28℃:アフリカ大陸、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/