全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年2月2日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バレンツ海の高気圧:暖気北上
・ロシア35Eの寒冷渦:寒気強化
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・カナダ120Wの寒冷渦:寒気南下
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカのSの高気圧を周る流れで蛇行大
・バレンツ海の高気圧:暖気北上、850hPa・-4℃線が85N近くまで
・ロシア35Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が40N近くまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60N以北まで
・カナダ120Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が50Nまで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135~155E付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸100~145E、85W付近
・高極(2日00UTC) 28℃:アフリカ大陸S部、オーストラリアW部、アルゼンチンW部
・高極(2日12UTC) 32℃:オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/