全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年2月6日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスの高気圧:暖気北上
・シリアの寒冷渦:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンのSEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカのリッジの流れで蛇行大
・イギリスの高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が70N近くまで
・シリアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が40N近くまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60N近くまで
・カナダ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-24℃線が60Nまで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は35S
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・太平洋160Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が30S近くまで
・同105Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・アルゼンチンのSE(65W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:中国、シベリア、チュコート海、カナダ、グリーンランド
・南半球低極 -24℃:南極大陸145E付近
・高極(6日00UTC) 28℃:オーストラリアW部、アルゼンチンN部
・高極(6日12UTC) 32℃:オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/