全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年2月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア85Eの寒気トラフ:寒気南下
・アラスカのリッジ:暖気北上
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気東進
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカのリッジの流れ、バッフィン湾の寒冷渦を周る流れで蛇行大
・イギリスのWの高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が60N以北まで
・シベリア85Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が50N近くまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70N近くまで
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-28℃線が55Nまで
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:カナダ115W付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸135E付近
・高極(9日00UTC) 28℃:オーストラリアW部、アルゼンチンW部
・高極(9日12UTC) 32℃:オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/