全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年2月10日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・北大西洋50Wの寒冷渦:寒気東進
・アルゼンチンのSEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカの高気圧を周る流れで蛇行大
・ノルウェーのWの高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が70N近くまで
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45N近くまで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は35Nの少しS
・アラスカの高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・カナダ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-28℃線が50Nまで
・大西洋50Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸20Eのリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アルゼンチンのSE(65W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア155E付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸115~155E付近
・高極(10日00UTC) 28℃:オーストラリアW部、アルゼンチンW部
・高極(10日12UTC) 32℃:オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/