全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年2月28日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツの寒冷渦:寒気東進
・シベリア135Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ130Wのリッジ:暖気北上
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気南下
・南太平洋160Wの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ130Wのリッジの流れ、カナダ70Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45N
・モロッコのNWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30N近くまで
・ドイツの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は45Nの少しN
・シベリア135Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が50N近くまで
・カナダ130Wのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65N以北まで
・同70Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45Nまで
・アメリカのE(70W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は40S
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・太平洋160Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が35S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア110~120E付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸の広範囲
・高極(28日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(28日12UTC) 28℃:アフリカ大陸、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧2月28日12UTC
北半球500hPa高度2月28日12UTC
南半球海面気圧2月28日12UTC
南半球500hPa高度2月28日12UTC
全球500hPa高度2月28日12UTC