全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年3月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気東進
・カザフスタン55Eの寒冷渦:寒気南下
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下
・チリのSWの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカのリッジの流れで蛇行大
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45Nの少しS
・カザフスタン55Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が35Nまで
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が45N以南まで
・アメリカのW(130W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・オーストラリアのSE(155E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・チリのSW(80W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア110E、155E付近
・南半球低極 -32℃:南極大陸100~150E付近
・高極(2日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(2日12UTC) 28℃:アフリカ大陸、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧3月2日12UTC
北半球500hPa高度3月2日12UTC
南半球海面気圧3月2日12UTC
南半球500hPa高度3月2日12UTC
全球500hPa高度3月2日12UTC