全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年3月22日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~モロッコの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気東進
・日本のNの寒冷渦:寒気南下
・カナダ・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・スペイン~モロッコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30Nまで
・北欧の高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が75N近くまで
・トルコE部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しS
・アフガニスタンのリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は35N
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は50Nの少しS
・日本のNの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N以南まで
・カナダ・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋135Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのSWの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア175E付近
・南半球低極 -36℃:南極大陸140E付近
・高極(22日00UTC) 28℃:モーリタニア、マリ
・高極(22日12UTC) 28℃:エチオピアNW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/