全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年4月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア40Eのリッジ:暖気東進
・パキスタン周辺での昇温
・モンゴルのリッジ:昇温
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリア120Eの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に朝鮮半島の寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・ロシア40Eのリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は60Nの少しN
・パキスタン周辺で昇温:850hPa・32℃以上の領域出現
・モンゴルのリッジ:昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大
・朝鮮半島の寒冷渦:ブロッキング、850hPa・4℃線は30N
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S近くまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・オーストラリア120Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30Sの少しS
・オーストラリアのSE(155E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・アルゼンチンのSE(45W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:カナダN部
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E、145E付近
・高極(14日00UTC) 28℃:アメリカS部、メキシコ
・高極(14日12UTC) 32℃:イラン、パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/