全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年6月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イベリア半島のリッジ:暖気北上
・モンゴルのリッジ:暖気東進
・カナダ110Wのリッジ:暖気北上
・南アフリカの寒冷渦:寒気北上
・オーストラリアのSEの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イベリア半島のリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が40N以北まで
・ロシア50Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が60N近くまで
・モンゴルのリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は50N
・シベリア120Eの高気圧:暖気東進、850hPa・12℃線は70Nの少しN
・カナダ110Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS(150E)のリッジの流れ、南極半島近くのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・オーストラリアのSW(105E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリアのSE(155E)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25S以北まで
・ニュージーランドのE(165W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・太平洋105Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・ブラジルのS(40W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海、バッフィン湾
・南半球低極 -44℃:南極大陸10E付近
・高極(9日00UTC) 32℃:アメリカS部、メキシコ
・高極(9日12UTC) 32℃:スーダンNE部~中国W部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧6月9日12UTC
北半球500hPa高度6月9日12UTC
南半球海面気圧6月9日12UTC
南半球500hPa高度6月9日12UTC
全球500hPa高度6月9日12UTC