全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年6月17日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イベリア半島のリッジ:暖気北上
・イランでの昇温
・シベリア90Eのリッジ:暖気東進
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気北上
・チリのWの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イベリア半島のリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45N近くまで
・イランで昇温:850hPa・36℃以上の領域拡大
・シベリア90Eのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は60N
・バッフィン島の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が55N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しS
・オーストラリアのW(105E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25S
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋165Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が15S近くまで
・チリのW(75W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:55N以北
・南半球低極 -44℃:南極大陸120E付近
・高極(17日00UTC) 36℃:アメリカSW部、メキシコNW部
・高極(17日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/