全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年7月23日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア130Eのリッジ:暖気東進
・カナダ85Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気東進
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋20Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N近くまで
・イギリスの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は50Nの少しN
・同130Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50Nの少しS
・北極海の高気圧:暖気北上、850hPa・12℃線が90N近くまで
・カナダ85Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのSのリッジの流れで蛇行大
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・太平洋175Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しN
・ブラジルのS(45W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:カラ海、グリーンランドNW部
・南半球低極 -52℃:南極大陸110~130E付近
・高極(23日00UTC) 32℃:モーリタニア~アルジェリア、アラビア半島~アフガニスタン
・高極(23日12UTC) 36℃:イラン~パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/