全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年7月24日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・サハリンのリッジ:暖気東進
・アメリカNE部のリッジ:暖気東進
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリア125Eの寒冷渦:寒気北上
・南太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は55Nの少しN
・シベリア105Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は50N
・サハリンのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55Nの少しS
・アメリカNE部のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのSのリッジの流れで蛇行大
・大西洋35Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリア125Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S(トンガ)まで
・チリのSW(45W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:カラ海、北極海
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E、150E付近
・高極(24日00UTC) 32℃:マリN部、アラビア半島、イラン
・高極(24日12UTC) 36℃:サウジアラビア~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/