全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年7月27日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコでの昇温
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリア115Eの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋30Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55N以北まで
・フランスの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45N近くまで
・トルコで昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が60N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのリッジの流れ、アルゼンチンのSのリッジの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・オーストラリア115Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・オーストラリアのSE(150E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しS
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しS
・同110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海、カラ海、グリーンランドN部
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E付近
・高極(27日00UTC) 32℃:アルジェリアW部、イラク~アラビア半島、アメリカ中部、メキシコN部
・高極(27日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/