全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年7月31日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モンゴルのリッジ:暖気東進
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・カナダ70Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリア140Eの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋25Wのリッジ:暖気北上:850hPa・8℃線が60Nまで
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上:850hPa・4℃線が80N近くまで
・モンゴルのリッジ:暖気東進、850hPa・28℃線は45Nの少しN
・オホーツク海のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50Nの少しN
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が60N近くまで
・同70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しS
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリア140Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25S
・チリのW(80W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸105E、140E付近
・高極(31日00UTC) 32℃:モーリタニア~アルジェリア、アラビア半島、イラン、アメリカSW部
・高極(31日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧7月31日12UTC
北半球海面気圧7月31日12UTC
南半球海面気圧7月31日12UTC
南半球500hPa高度7月31日12UTC
全球500hPa高度7月31日12UTC