全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年8月1日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWのリッジ:暖気北上
・ロシアN部の高気圧:暖気北上
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリア150Eの寒冷渦:寒気北上
・チリのWの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのWのリッジ:暖気北上:850hPa・8℃線が60N以北まで
・ロシアN部の高気圧:暖気北上:850hPa・12℃線が75N近くまで
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が65N以南まで
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は60Nの少しN
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しS
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで
・オーストラリア150Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が20Sまで
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・チリのW(75W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E付近
・高極(1日00UTC) 32℃:モーリタニアN部とその周辺、アラビア半島、イラン
・高極(1日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/