全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年8月19日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧の寒気トラフ:寒気南下
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンN部の寒冷渦:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にグリーンランドのリッジの流れで蛇行大
・北欧の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が60Nまで
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45N以南まで
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40N以南まで
・大西洋55Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が40Nまで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が75N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランド付近のリッジの流れ、ウェッデル海付近のリッジの流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・チリのSW(80W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・アルゼンチンN部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E付近
・高極(19日00UTC) 32℃:イラン、アメリカSW部
・高極(19日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/