全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年9月4日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパW部の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ130Wのリッジ:暖気北上
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカナダ130Wのリッジの流れで蛇行大
・ヨーロッパW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は45Nの少しS
・ロシア50Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40N以南まで
・カナダ130Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が70N近くまで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋90Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30Sまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・オーストラリア150Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が35Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E、145E付近
・高極(4日00UTC) 32℃:サウジアラビア
・高極(4日12UTC) 32℃:アラビア半島~パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/