全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年9月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モロッコの寒気トラフ:寒気南下
・ロシア55Eの寒気トラフ:寒気南下
・朝鮮半島の寒気トラフ:寒気南下
・フィジー付近の寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にロシアW部の高気圧を周る流れで蛇行大
・モロッコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が35N以南まで
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が80N近くまで
・ロシア55Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50N近くまで
・朝鮮半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が35Nまで
・カナダ115Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は65N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋170W~大西洋25Wの流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しS
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が40Sまで
・オーストラリア130Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・フィジー付近(180W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は25S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸140E付近
・高極(9日00UTC) 28℃:マリ、アルジェリア、アラビア半島~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(9日12UTC) 32℃:サウジアラビア~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/