全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年10月30日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カスピ海の寒気トラフ:寒気東進
・サハリンのWの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ85Wの寒冷渦:寒気東進
・オーストラリアE部での暖気東進
・ブラジルS部での寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・カスピ海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・サハリンのWの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・アメリカ85Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸70Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・インド洋50Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・同95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアE部で暖気東進:850hPa・20℃線は30S
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・同85Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ブラジルS部で寒気北上:850hPa・16℃線が20Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:グリーンランドN部
・南半球低極 -28℃:南極点付近、南極大陸145E付近
・高極(30日00UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリア、メキシコ、ブラジル
・高極(30日12UTC) 28℃:ナミビア~タンザニア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧10月30日12UTC
北半球500hPa高度10月30日12UTC
南半球海面気圧10月30日12UTC
南半球500hPa高度10月30日12UTC
全球500hPa高度10月30日12UTC