全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月10日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン85Eの寒冷渦:寒気南下
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下
・サハリンの寒冷渦:寒気強化
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にベーリング海のリッジの流れで蛇行大
・大西洋35Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Nの少しS
・カザフスタン85Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が45Nまで
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45Nまで
・サハリンの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-36℃以下の領域出現
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が25Nまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、50hPa・4℃線は35Sの少しN
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が30S以北まで
・太平洋140Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・4℃線は40Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(10日00UTC) 24℃:アフリカ大陸S部、オーストラリア
・高極(10日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナ、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧12月10日12UTC
北半球500hPa高度12月10日12UTC
南半球海面気圧12月10日12UTC
南半球500hPa高度12月10日12UTC
全球500hPa高度12月10日12UTC