全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月19日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポルトガルの寒気トラフ:寒気東進
・イランの寒冷渦:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にシベリアE部のリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45Nの少しS
・ポルトガルの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・イランの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が20N近くまで
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45N以南まで
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・オーストラリアのSW(115E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・太平洋135Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・大西洋45Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:カナダ130、110W付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(19日00UTC) 24℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンW部
・高極(19日12UTC) 28℃:ナミビア、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧12月19日12UTC
北半球500hPa高度12月19日12UTC
南半球海面気圧12月19日12UTC
南半球500hPa高度12月19日12UTC
全球500hPa高度12月19日12UTC