福岡、佐賀、長崎で積雪(2021/01/08)

2021年1月8日9時 アメダス積雪
6時のIR画像

2013年(H25)3月までに宮崎を除く九州の各地方気象台にアメダス積雪深計が整備され、気象庁HPで積雪の値を見られるようになりました。

九州の平地で雪が積もるのは冬型気圧配置で強い寒気が流入する時に限られるのですが、北西風の場合、朝鮮半島があるために海上での水蒸気補給量が少なく、積雪する機会は多くありません。

しかし、このたびの強い寒気流入により、九州の広範囲で降積雪があり、福岡、佐賀、長崎全てに1cm以上の積雪がありました。左図は1月8日9時のアメダス積雪分布図です(右は同日6時のIR画像)。今回、3地点とも積雪があったのは8日7時~10時、8日22時~9日2時、9日10時の計10回でした。

3地点とも積雪があるのは珍しいだろうと思って、2013年以降について調べてみたところ、2016年1月24、25日と2017年2月11日の3日のみで、4季ぶりとなりますね。

なお、2016(H28)年1月24、25日というのは、九州に顕著な寒気が南下して広範囲で降積雪があり、沖縄・奄美でも降雪が記録されたという時で、大分、熊本、鹿児島でも積雪がありました。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9028%E5%B9%B4%E8%B1%AA%E9%9B%AA

今回、鹿児島でも積雪がありましたが、福岡とはタイミングがずれ、同時刻の積雪はありませんでした。

(2021/1/14掲載)

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