全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月20日12UTC

ヨーロッパ東部にも暖気

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
北米大陸~ヨーロッパ付近は引き続き蛇行が大きいが、その他はやや大きい程度。
高緯度(60N以北):シベリア70E、115Eに寒冷渦、40~130Eに寒気。東シベリア海に高気圧。カナダNに寒冷渦、カナダ北部~アラスカ北部に寒気。
中緯度(30~60N):ヨーロッパに高気圧、東欧に暖気。モロッコのNWに寒冷渦。ロシアS~トルコに寒気トラフ、トルコに寒気南下。パキスタンに寒気トラフ。朝鮮半島にリッジ、日本に暖気。北太平洋140Wにトラフ、150Wに寒気。米国Wに低気圧、周辺に暖気。セントローレンス湾に寒冷渦、カナダE、米国NEに寒気。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
南極大陸:10E、160Wに寒冷渦。大陸上は気温低下傾向。70Eに高気圧あるが縮小中、暖気弱まる。
中緯度(30~70S):偏西風帯の蛇行はやや大きい。40~20Wのリッジ、15Wの低気圧、オーストラリアのSW~Sの2個の寒冷渦、170Eの大規模な寒冷渦、130Wのリッジ、90Wの大規模な寒冷渦が目立つ。オーストラリアSE部はリッジで暖気流入。ニュージーランドSに寒気。南米南部(40S以南)はトラフ前面の暖気移流場。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカNW部に寒冷渦に伴う寒気。アフリカ中央部(チャド~スーダン付近)の高温持続。アフリカSで晴れて昇温。その他目立つ変化なし。

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