全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年7月2日12UTC

アフリカS部に寒気トラフ

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
北米大陸付近を除いて偏西風の流れは弱まり、ベラルーシ、カラ海、太平洋175Eの3つの寒冷渦の周りに強い流れがある状況。
スペインのNWに寒冷渦、イベリア半島に寒気。ベラルーシに寒冷渦、周辺に寒気。カスピ海に高気圧、ロシアにかけてリッジ、暖気。カラ海に寒冷渦。太平洋145Eの高気圧弱まったが日本の暖気持続。太平洋175Eに寒冷渦。東シベリア海に寒冷渦。太平洋140Wに高気圧。カナダW部に寒気トラフ。アメリカE岸に高気圧。グリーンランドS部に寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行はやや大~大。特に60Eと80~90Wのリッジで大。
南極大陸:120Eに寒冷渦、60~150Eで強い寒気(850hPaで-40℃以下)拡大。20Wに高気圧、暖気。90Wにリッジ、暖気。
中緯度(30~70S):25Eのトラフ、60Eのリッジ、100Eのトラフ、80~90Wのリッジ、55Wのトラフが目立つ。140Eでは地上低気圧が935hPaに発達。南アフリカにトラフの寒気。オーストラリアSW部にトラフ前面の暖気。ニュージーランドに寒気トラフ。南米大陸30S以南にトラフの寒気。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アルジェリアの高気圧強化続き、昇温。アフリカS部(ナミビア、ボツワナ)にトラフの寒気。オーストラリアNW部に高気圧、暖気。南米大陸20S帯(20~30S)にリッジの暖気。

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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