全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年7月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧の高気圧:昇温
・バイカル湖のNEの高気圧:暖気
・アメリカ110Wの高気圧:暖気拡大
・北極海130Wの高気圧:昇温

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特に北欧の高気圧を周る流れで蛇行大。
イギリスのWに寒冷渦、スペインにかけて寒気トラフ。北欧に高気圧、昇温。イタリア~ドイツにリッジ、高温持続。ベラルーシ~ロシアS部に寒冷渦。シベリア85E~カザフスタンに寒気トラフ。モンゴルW部、東シベリア海に寒冷渦。バイカル湖のNEに高気圧、暖気。シベリア130E、ベーリング海峡、太平洋140Wに寒冷渦。北極海130Wに高気圧、昇温。カナダ100W、95Wに寒冷渦。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:15W、25E(沿岸)に寒冷渦。100Eに高気圧、暖気。145Eに寒冷渦。ウェッデル海にリッジ、暖気。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋20Wに寒冷渦、850hPa・-4℃が40S以北まで北上。オーストラリアのSの120Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで。太平洋150Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S以北まで。ウルグアイに寒冷渦。南米大陸S部70Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が40S近くまで。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
サハラ砂漠W部(アルジェリアS部周辺)で昇温。ゴビ砂漠付近で昇温。アメリカ110Wに高気圧、暖気拡大。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:タイミル半島、ラプテフ海のそれぞれ一部
・南半球低極 -40℃:南極大陸20W86S~20E81S付近
・高極 36℃:サウジアラビア、イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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