全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年11月10日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアSE部の寒気トラフ:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気強化、南下
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大。特に北欧~スヴァールバル諸島のリッジを通る流れで蛇行大。
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線は40N以北
・北欧~スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75Nまで北上
・リビアNE部の寒冷渦:寒気持続、850hPa・12℃以下
・ロシアSE部の寒気トラフ:850hPa・-8℃線が50Nまで南下
・シベリア125Eのリッジ:暖気東進
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・シベリア155Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃
・北極海170Eの高気圧:W側で昇温、850hPa・-12℃以上
・アラスカのリッジ:暖気北上
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気強化しつつ南下、850hPa・-24℃
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・セントローレンス湾のリッジ:暖気東進
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・南極大陸80Eのリッジ:暖気持続
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、南アフリカE部~モザンビークS部で降温
・オーストラリアのSの寒冷渦:オーストラリアS部で寒気東進、同中央部では昇温、850hPa・28℃
・ニュージーランドN部の寒冷渦:昇温(衰弱)持続
・太平洋95Wの寒冷渦:850hPa・0℃線は35S以北
・ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア63N・140~155E、カナダN部100W71N付近
・南半球低極 -28℃:南極点周辺
・高極(10日00UTC) 28℃:ボツワナ、メキシコ
・高極(10日12UTC) 28℃:ナミビア~タンザニア、オーストラリア中央部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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