全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年11月23日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進
・北極海180Wの高気圧:暖気持続
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上
・パラグアイ~ウルグアイのリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45Nの少しS
・チュニジアの寒冷渦:850hPa・4℃以下の寒気
・カスピ海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Nの少しN
・カザフスタン70Eの寒冷渦:850hPa・-12℃以下の寒気
・中国115Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Nの少しS
・太平洋155Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
・北極海180Wの高気圧:850hPa・0℃以上の暖気が持続
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ120Wの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50N以南まで
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40N以南まで
・グリーンランドのNの寒冷渦:850hPa・-24℃以下の寒気が南下
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大。
・南極点近くの高気圧:170W方向で昇温、850hPa・-8℃以上の暖気
・大西洋05Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・アフリカ大陸SE部(南アフリカE部~タンザニア付近)で昇温
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、オーストラリアN部では昇温
・太平洋85Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・パラグアイ~ウルグアイのリッジ:アルゼンチンN部~ボリビアやその周辺で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア145E64N、グリーンランドのN、グリーンランドNE部
・南半球低極 -20℃:南極大陸90E74S~150E72S付近
・高極(23日00UTC) 24℃:ナミビア、ザンビア、ジンバブエ、オーストラリア、メキシコ、ボリビア、アルゼンチンN部
・高極(23日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ、ジンバブエ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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