全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年11月24日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア115Eの寒気トラフ:強い寒気南下
・大西洋65Wの寒気トラフ:寒気南下
・グリーンランドN岸の寒冷渦:寒気強化
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・ドイツ~北欧S部のリッジ:暖気北上
・ウクライナ~バルカン半島の寒気トラフ:850hPa・0℃線が40N近くまで南下
・リビアの寒気トラフ:寒気東進
・アフガニスタン~イランSE部の寒気トラフ:寒気南下
・シベリア115Eの寒気トラフ:850hPa・-12℃線が50Nまで南下
・北極海160Eの高気圧:縮小、降温
・太平洋180Wの寒気トラフ:寒気東進
・同140Wの寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、メキシコでは昇温
・バッフィン島S部の寒冷渦:寒気東進
・大西洋65Wの寒気トラフ:850hPa・-12℃線が45Nまで南下
・グリーンランドN岸の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-28℃
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にインド洋70Eのリッジを通る流れで蛇行大
・南極大陸100Eの高気圧:ロス海で昇温、850hPa・-4℃以上の暖気
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、南アフリカW部で降温
・オーストラリアのSの120Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS、オーストラリアSW部では昇温
・太平洋80Wの寒気トラフ:寒気弱まりつつ東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS、アルゼンチン35S以南で降温、同N部で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア140E62N付近、エルズミーア島
・南半球低極 -20℃:南極大陸100E70S~140E72S付近
・高極(24日00UTC) 28℃:アルゼンチンN部
・高極(24日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ、ジンバブエ~ザンビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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