全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年11月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポルトガルのWの寒冷渦:寒気南下
・ロシア50Eの寒冷渦:寒気強化
・サハリンの寒気トラフ:強い寒気南下
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・南大西洋55Wの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にシベリア80Eの高気圧を周る流れで蛇行大。
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進
・ポルトガルのWの寒冷渦:寒気南下、モロッコに850hPa・4℃以下の寒気、モーリタニア、マリでは昇温
・ノルウェーのWのリッジ:暖気北上
・バルカン半島~ロシア40Eのリッジ:暖気東進
・サウジアラビアW部の寒気トラフ:寒気東進、エジプトでは寒気南下
・ロシア50Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大、50Nの少しSまで
・シベリア80Eの高気圧:暖気東進
・インドの寒気トラフ:寒気東進
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N近くまで
・サハリンの寒気トラフ:強い寒気南下、850hPa・-20℃線が50N以南まで
・太平洋155Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・北極海160Eの高気圧:降温持続
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ125Wのリッジ:暖気東進
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・エルズミーア島の寒冷渦:寒気拡大、850hPa・-24℃以下の領域が拡大
・ラブラドル海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は50Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・南極大陸120Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-20℃
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、アンゴラ~南アフリカで昇温
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、オーストラリア中部~E部では昇温
・太平洋145Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・大西洋55Wの寒気トラフ:寒気東進、アルゼンチンN部~ブラジルS部で寒気北上
・ボリビア付近で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:エルズミーア島、グリーンランドN岸
・南半球低極 -20℃:南極大陸40E80S、110W81S付近
・高極(26日00UTC) 28℃:アルゼンチンN部とその周辺
・高極(26日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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