全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年12月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア85Eの寒冷渦:強い寒気南下
・シベリア135Eの寒冷渦:強い寒気持続
・北極海140Eの高気圧:勢力維持、暖気持続
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・スペイン~フランスのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が50Nまで
・アルジェリアの寒冷渦:寒気南下
・黒海のNの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・ロシアW部の高気圧:N側で寒気南下、850hPa・0℃線が60Nの少しNまで
・シベリア85Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が55N以南まで
・中国90Eの寒気トラフ:寒気東進
・同115Eの寒気トラフ:寒気弱まる
・シベリア135Eの寒冷渦:850hPa・-32℃以下の寒気持続
・北極海140Eの高気圧:勢力維持、850hPa・-16℃以上の暖気持続
・ベーリング海175Wの寒冷渦:寒気東進
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ75Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は50Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・南アフリカ、ナミビアで降温
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上、オーストラリア全体で降温
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:弱まりつつ東進
・アルゼンチンのリッジ:チリ40S以北、アルゼンチン30~40Sで昇温
・大西洋45W~ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア130E66N、同140E63N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(21日00UTC) 24℃:南アフリカ、オーストラリアW部、メキシコ
・高極(21日12UTC) 28℃:アンゴラ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です