全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年9月14日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリア~北欧S部のリッジ:暖気北上
・北極海180Wの寒冷渦:寒気強化
・アラスカSW部の寒冷渦:寒気東進
・カナダ60Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ポルトガルのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は35N
・イタリア~北欧S部のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が50N以北まで
・リビアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が25N近くまで
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55Nまで
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は50Nの少しN
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が35Nまで
・北極海180Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大
・アラスカSW部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は50N
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は45Nの少しS
・カナダ60Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
・グリーンランドNW部の寒冷渦:850hPa・-12℃以下の寒気持続
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸110Eのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸110Eのリッジ:昇温
・南アフリカのWの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・南アフリカW部で降温、同E部では昇温
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気弱まる、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS、アルゼンチン35S以北、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:バッフィン島、グリーンランドN部
・南半球低極 -44℃:南極大陸10E85S、100E87S付近
・高極(14日00UTC) 32℃:アメリカ105~110W付近
・高極(14日12UTC) 32℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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