全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋25Wの寒冷渦:寒気東進
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気東進
・南極大陸40Eのリッジ:暖気南下
・アルゼンチンのリッジ:暖気持続

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバッフィン島のリッジの流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しS
・北欧S部のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は60Nの少しS
・カラ海の寒冷渦:850hPa・-20℃以下の寒気持続
・シベリア80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は50N
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30N
・バッフィン島のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸40Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-20℃線が80S以南まで
・ロス海(160W)の高気圧:850hPa・-12℃以上の暖気持続
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は25S、オーストラリアE部で昇温
・太平洋120Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40の少しS
・アルゼンチンのリッジ:850hPa・20℃以上の暖気持続

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:カラ海~ラプテフ海、グリーンランドN岸
・南半球低極 -32℃:南極大陸の広範囲
・高極(27日00UTC) 28℃:メキシコN部
・高極(27日12UTC) 28℃:ナミビア~ザンビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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