全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月28日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツ~アルジェリアの寒気トラフ:寒気南下
・エジプト~トルコのリッジ:昇温
・モンゴル~中国95Eの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア140Eの寒冷渦:寒気南下
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋70W(アメリカのE)~シベリア70Eの流れで蛇行大
・ドイツ~アルジェリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N(アルジェリアN岸)まで
・エジプト~トルコのリッジ:リビア~イラク付近で昇温
・モンゴル~中国95Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Nの少しS
・日本海のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は45N
・シベリア140Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が55Nまで
・アラスカの寒冷渦:停滞、850hPa・-28℃以下の寒気持続
・カナダ110Wのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30S、アルゼンチン40S以北で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア140E63N、アラスカ155W63N付近、エルズミーア島のW
・南半球低極 -20℃:南極大陸90E83S、135E78S付近
・高極(28日00UTC) 24℃:ナミビア、ボツワナ、スーダンSE部とその周辺、アルゼンチンN部、ボリビアS部
・高極(28日12UTC) 28℃:ナミビアとその周辺、エチオピアNW部とその周辺

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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