全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年5月31日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アルジェリア~スペインのリッジ:暖気北上
・モンゴルのリッジ:暖気北上
・アラスカSE部~カナダW部の高気圧:昇温
・カナダ80Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アルジェリア~スペインのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が40N近くまで
・バレンツ海の高気圧:ブロッキング、降温、850hPa・8℃以上の領域縮小
・モンゴルのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は35N
・太平洋170Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・アラスカSW部~カナダW部の高気圧:昇温、850hPa・8℃以上の領域拡大
・カナダ80Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55N近くまで
・同60Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にオーストラリアE岸~太平洋80Wの流れで蛇行大
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進、モザンビークS部、ジンバブエS部で降温
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋140Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・アルゼンチンのE(大西洋50W)の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は30Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極点近くの寒冷渦中心付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸105E73S付近
・高極(31日00UTC) 32℃:メキシコN部
・高極(31日12UTC) 32℃:アラビア半島

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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