全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアのリッジ:暖気北上
・モンゴルW部のリッジ:暖気北上
・ボーフォート海のリッジ:暖気北上
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にロシアW部の高気圧を周る流れ、アラスカ~ボーフォート海のリッジの流れで蛇行大
・イベリア半島の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は40N
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が75N近くまで
・イタリアのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45N近くまで
・シベリア70Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55Nまで
・モンゴルW部のリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が55N以北まで
・ボーフォート海のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が70N以北まで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は45Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで、ブラジルSE部で降温
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:東シベリア海、バッフィン島N部
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E72S付近
・高極(26日00UTC) 32℃:アルジェリア、マリN部、サウジアラビア~アフガニスタンS部
・高極(26日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタンS部、パキスタンW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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