全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月28日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアのリッジ:暖気東進
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上
・モンゴル~シベリア110Eのリッジ:暖気北上
・アメリカ110Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に北欧のリッジを周る流れで蛇行大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は50N
・イタリアのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は45N
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が75Nまで
・エジプトの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・20℃線が25N近くまで
・イラン~パキスタンで昇温:850hPa・36℃以上の領域拡大
・シベリア65Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
・モンゴル~シベリア110Eのリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が55N以北まで
・アメリカ110Wのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E72S付近
・高極(28日00UTC) 32℃:アルジェリア、イラン、アフガニスタン、アメリカW部
・高極(28日12UTC) 36℃:イラン~パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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