全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月4日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン85Eのリッジ:暖気東進
・シベリア140Eのリッジ:昇温
・アメリカ95Wのリッジ:暖気東進
・カナダ65Wの寒冷渦:寒気東進
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にイギリス付近~太平洋160Eの流れで蛇行大
・イタリアのリッジ:ブロッキング、850hPa・20℃線は45N
・ロシアN部のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は70Nの少しN
・カザフスタンE端(85E)のリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50N
・シベリア140Eのリッジ:昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大
・アメリカ95Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50N
・カナダ65Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は50Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は25S
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20S(トンガ)まで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点の寒冷渦周辺
・南半球低極 -48℃:南極大陸05W82S付近
・高極(4日00UTC) 32℃:アラビア半島S部、イランE部、アフガニスタンS部、アメリカW部
・高極(4日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン、中国80E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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