全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月7日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのリッジ:暖気東進
・シベリア70Eのリッジ:暖気東進
・シベリア150Eのリッジ:昇温
・オーストラリアE岸の寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は55Nの少しS
・シベリア70Eのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は70Nの少しS
・シベリア150Eのリッジ:ブロッキング、昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大
・エルズミーア島のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は80Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にインド洋80Eの寒気トラフの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は30S
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・オーストラリアE岸の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
・ニュージーランドのリッジ:暖気南下、850hPa・8℃線が40S以南まで
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN、アルゼンチン40S以北、ウルグアイで降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸20W88S、115E80S付近
・高極(7日00UTC) 32℃:アメリカ中部
・高極(7日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/