全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月12日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イベリア半島での昇温
・ロシアN部のリッジ:暖気北上
・カムチャツカ半島の高気圧:暖気東進
・オーストラリアE岸の寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イベリア半島で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・ロシアN部のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が70Nまで
・シベリア100Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が60N以南まで
・カムチャツカ半島の高気圧:暖気東進、850hPa・12℃線は70N
・カナダ110Wのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が55Nまで
・五大湖の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋175W~80Wの流れで蛇行大
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・オーストラリアE岸の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・同80Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点近くの寒冷渦周辺
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E78S付近
・高極(12日00UTC) 32℃:アメリカSW部、メキシコN部
・高極(12日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です