全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月5日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フィンランド、ロシアN部での暖気北上
・イラクの高気圧:昇温
・北極海170Eの寒冷渦:寒気強化、南下
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・フィンランド、ロシアN部で暖気北上:850hPa・12℃線が65N以北まで
・イラクの高気圧:昇温、850hPa・32℃以上の領域拡大
・北極海170Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域拡大、寒気南下、同-4℃線が70Nまで
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は55N
・同70Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は45Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN、オーストラリアSE部で降温
・ニュージーランドで暖気南下:850hPa・8℃線が50Sまで
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・アルゼンチンのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しS、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦中心付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸130E86S付近
・高極(5日00UTC) 32℃:サウジアラビアN部~イランSW部、アメリカW部、メキシコN部
・高極(5日12UTC) 36℃:イランW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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