全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下
・アラスカの寒気トラフ:寒気東進
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・アイスランド付近で暖気北上:850hPa・8℃線が65N近くまで
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・16℃線が40N以南まで
・アラスカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は60Nの少しS
・大西洋45Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のリッジの流れで蛇行大
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下、850hPa・-12℃線が75S以南まで
・大西洋05Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・ニューカレドニア付近(165E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20Sまで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気持続:850hPa・0℃線は40Sの少しN
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S以北まで、アルゼンチン30S以北、パラグアイ、ボリビアで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:グリーンランドNE部
・南半球低極 -44℃:南極大陸115E78S付近
・高極(9日00UTC) 32℃:モーリタニア、サウジアラビア~アフガニスタンS部、アメリカSW部
・高極(9日12UTC) 36℃:サウジアラビア~アフガニスタンS部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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