全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月16日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツ~フランスの寒気トラフ:寒気南下
・アラスカSW部のリッジ:暖気北上
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
・チリのWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ドイツ~フランスの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
・シベリア115Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が65Nまで
・アラスカSW部のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60N以北まで
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は65Nの少しN
・同85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで、南アフリカでは昇温
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・チリのW(太平洋85W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで、チリ・アルゼンチン40S以南で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:グリーンランドNE部~バレンツ海のN
・南半球低極 -44℃:南極大陸15E85S、95E87S付近
・高極(16日00UTC) 28℃:アルジェリアとその周辺、アラビア半島とその周辺
・高極(16日12UTC) 32℃:サウジアラビアW部、イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/