全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月29日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極点のリッジ:暖気北上
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下
・ベーリング海峡のリッジ:暖気北上
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にベーリング海峡のリッジの流れで蛇行大
・北極点のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が85N以北まで
・フランスのSの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が45N以南まで
・カザフスタン55Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N近くまで
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が40Nまで
・ベーリング海峡のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65Nまで
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が60N近くまで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア115E58N、125E57N、135E57N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲に散在
・高極(29日00UTC) 24℃:アンゴラS部~南アフリカW部、スーダンSE部、オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチン~ボリビア
・高極(29日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカW部、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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