全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カスピ海~イランの寒気トラフ:寒気東進
・日本のE(150E)の寒気トラフ:寒気東進
・ベーリング海峡のリッジ:暖気北上
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア80E~グリーンランド40Wの流れで蛇行大
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は50Nの少しS
・ノルウェーのWのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65N近くまで
・カスピ海~イランの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・日本海のE(150E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は35Nの少しS
・ベーリング海峡のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60N以北まで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・同85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-32℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が50Sまで
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S、南アフリカで降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ85Wの寒冷渦中心付近
・南半球低極 -32℃:南極大陸10E86S付近
・高極(21日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、オーストラリア、メキシコ
・高極(21日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア、タンザニアN部~エリトリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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