全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月25日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・タイミル半島のリッジ:暖気東進
・サハリンのリッジ:暖気東進
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進
・南アフリカW岸の寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・北欧の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は60Nの少しS
・タイミル半島(100E)のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は80N
・シベリア105Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線は50Nの少しN
・東シベリア海の高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が75N以北まで
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は65Nの少しS
・アメリカNE端(70W)の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にチリのSW(80W)~インド洋65Eの流れで蛇行大
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・南アフリカW岸の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで、南アフリカW部、ナミビアS部で降温
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・チリのW(80W)の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は30S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:カナダN部、グリーンランド
・南半球低極 -44℃:南極大陸05E85S、100E87S付近
・高極(25日00UTC) 28℃:マリE部~スーダン、イランS部、パキスタン、アメリカS部、メキシコ
・高極(25日12UTC) 32℃:チャド、イラン、パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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