全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年6月1日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドのEのリッジ:暖気北上
・フィンランドの寒冷渦:寒気南下
・カザフスタン~シベリア90Eのリッジ:暖気北上
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・グリーンランドのEのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75Nまで
・フィンランドの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60Nまで
・カザフスタン65E~シベリア90Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が65Nまで
・中国NE部(125E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40Nまで
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65N以北まで
・同65Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋90Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・ニュージーランドS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:チュコート海
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E74S付近
・高極(1日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(1日12UTC) 32℃:イラン、パキスタンW部、中国100E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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