全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年6月6日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モロッコ~スペインのリッジ:昇温
・イラン~カザフスタン60Eのリッジ:暖気北上
・カナダ100Wのリッジ:ブロッキング
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ100Wのリッジの流れで蛇行大
・モロッコ~スペインのリッジ:昇温、850hPa・16℃以上の領域拡大
・イラン~カザフスタン60Eのリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が50Nまで
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は65Nの少しS
・カナダ100Wのリッジ:ブロッキング、850hPa・8℃線は65Nの少しN
・エルズミーア島のNWの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-12℃以下の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのSのリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・同00Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・オーストラリアのS(125E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:エルズミーア島のNW、バッフィン湾
・南半球低極 -48℃:南極大陸115E75S
・高極(6日00UTC) 28℃:マリE部~パキスタンSW部、アメリカSW部、メキシコ
・高極(6日12UTC) 32℃:アラビア半島S部、イラン~パキスタンW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です