全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年4月28日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパE部のリッジ:暖気北上
・千島列島の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ80Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・モロッコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N近くまで
・ヨーロッパE部のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が55Nまで
・シベリア75Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60Nまで
・カスピ海の高気圧:暖気北上、850hPa・20℃線が45N近くまで
・千島列島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N近くまで
・アメリカ80Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は45Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋150W~アフリカ大陸のS(30E)の流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しN
・オーストラリアのS(140E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・チリのW(85W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:カナダ105W付近
・南半球低極 -52℃:南極大陸110E付近
・高極(28日00UTC) 28℃:マリ~スーダン、インドS部、メキシコ、アメリカS部
・高極(28日12UTC) 28℃:アルジェリアSE部~イエメン、インドS部、ラオスN部とその周辺

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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